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| ボルドー赤ワイン品種 カベルネフランについて |
つい最近、朝日新聞の夕刊に面白い記事がでていました。
米仏の研究者によるDNA型鑑定によってぶどう品種後輩が明らかにされたとの事。ピノノアールとグーエブランというワインに使うのには禁止された品種の交配によりシャルドネ、ガメイ、ムロンなど生まれたとの報道でした。更に、有名なカベルネソーヴィニョンはカベルネフランとソーヴィニョンブランとの交配というセンセーショナルな記事も出ていました。つまりカベルネフランはカベルネソーヴィニョンの親だったのです。
現在、このカベルネフランはボルドーでもサンテミリオン・ポムロール地区でメルロとブレンドされていますが、あのシャトークリネを造ったジャン=ミッシェル=アルコートと先日話をしたところメルロのみが大事だと言っていましたので『じゃぁなぜシャトーシュヴァルブランはカベルネフランをかなり使うんだ』と言ってみました。数日後、ジャンシス=ロビンソンにもこの話をしましたら、同じ質問をしていました。現在、それはそれで素晴らしいのですが、ミッシェル=ローラン氏を中心にメルロのみがややもて過ぎといった感じで、判官びいき的にカベルネフランも応援したくなるのが人情というものです。
もっとも、ニュージーランドでは『プロヴィダンス』、カリフォルニアのナパでは『ヴィアディア』というようにシャトーシュヴァルブランに憧れてカベルネフランを使ったワインがかなり評価されていますので心配する必要はないでしょう。
私も別にメルロ嫌いな訳ではなく、ミッシェル=ローランがチリで造るカーサラポストール社のメルロは大変に素晴らしいし、ジャン=ミッシェル=アルコートは『シャトークリネはもういいんだ。』と言ってアルゼンチンに渡り、造り始めたマルベックは彼の生き方も含めて拍手喝采です。当店でもおすすめとして販売しております。
(2000年5月18日)
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